立憲主義をとりもどす市民の会三豊・観音寺

立憲主義がないがしろにされている現実を憂う者の活動記録(と独り言)です。

原発廃止! 普天間返還・辺野古基地中止! 戦争法廃案! 共謀罪法廃案! 高度プロフェッショナル制度廃止! モリカケ問題徹底追及! 統計不正徹底追及!

政府は26日、英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の日本から第三国への輸出を解禁する方針を閣議決定し、国家安全保障会議(NSC)で武器輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定した。2023年末の弾薬や弾道ミサイルなどの輸出緩和に続く、高い殺傷能力を持つ戦闘機の解禁は、武器輸出を抑制してきた日本の安全保障政策を大きく変質させることになる。(川田篤志)

次期戦闘機「輸出解禁」を政府が決定 「平和国家」を変質させる重大な政策変更を、岸田政権はまた国会抜きで

今に始まったことではないけれど、易々と違憲行為をやってしまうのが今の政治。遵法精神を失った政権ほど怖いものはありません。せめて岸田首相には、小西ひろゆき議員の爪の垢でも煎じてほしいものです。


安全保障環境の変化を口実に、沖縄では自衛隊のミサイル基地建設が急ピッチで進んでいます。その一連で考えると、辺野古の新基地建設の目的も違って見えます。普天間の危険除去は口実で、軍事強化が主目的だということです。仮に建設できたとしても、普天間返還の保証はありません。

そんな中、うるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を新たに整備する計画をめぐり、地元のうるま市議会は19日、政府に計画の断念を求める意見書を可決しました。20日には、計画に反対する大規模な集会が、「住民の視点が欠落している」などとして計画の断念を求める決議を採択しました。こうした動きを、ほとんどの人(メディアも含め)見過ごしています。こんな時だからこそ、沖縄国際大学教授・前泊博盛さんの言葉が沁みます。「沖縄は日本の中のカナリアだ。この地域が死に絶えるときは、この国の民主主義が死に絶えるときだ」。
 集会での高校生の発言、日本の民主主義の現状を見事に言い当てています。

うるま市議会 陸自訓練場整備計画の断念を求める意見書 可決

うるま市で陸上自衛隊訓練場の整備計画に反対する集会

東京電力福島第1原発事故から13年がたった今も、放射能汚染により広い範囲で避難指示が出た福島県からは2279人(21日時点)が県外での避難生活を続けている。昨年から822人減ったものの、帰還への動きは鈍い。

2万人以上が今も福島県外へ避難 自治体は移住者の呼び込みに力点 福島第1原発事故から13年の現在地

帰還への動きは鈍い? 現在も原子力緊急事態宣言発令中!そのため、年間の被ばく線量が20mSv(平時の年間被ばく線量は1mSv)以下の地域について、帰還が進められています。住民の故郷への郷愁を利用し、生活すべきでない所に帰還させているのです。帰還が進まないのは当然で、その点をメディアは全く伝えていません。

一方、溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の取り出しはまだ行われず、廃炉の行方はまったく見通せません。したがってその間、汚染水の海洋放出は続くのです。原発事故は原状復帰を困難にするどころか、破壊(汚染)し続けることを示しています。

それなのに、この国の現状はどうでしょうか。原発廃止どころか再稼働、さらには新規建設すら囁かれています。能登半島地震で電源喪失した志賀原発、稼働停止していたのが不幸中の幸いでした。私たちは、あの悲劇を2度経験しないとだめなのでしょうか。



憲法9条の形骸化は、今に始まったわけではありません。それでもなお、こういう状況を見せつけられると忸怩たる思いがします。いっその事、「平和主義の旗を降ろしてしまえ!」と叫びたくなります。どこまで9条(平和主義)を踏みにじればいいのか。遵法精神の欠片もありません。本来であれば、憲法の精神に近づける政治が為されるべきです。残念ながら現状は真逆、国民は手をこまねいて追認するのみ。敗戦の教訓は何処へ行ったのでしょう。13年前の事など無かったかのように原発回帰する日本です。80年近くも前のことなど、記憶の欠片もないのかもしれません。


裏金問題を受けての政治倫理審査会。真相解明にはほど遠い茶番が繰り返されています。

その一方で加速する民主主義の崩壊! その象徴が辺野古新基地建設。代執行を巡る訴訟で、最高裁第1小法廷は県側の上告を不受理としました。これを受けて玉城デニー知事は、記者団の取材に「憲法が託した『法の番人』としての正当な判決を最後まで期待していただけに、今回、司法がなんらの具体的判断も示さずに門前払いをしたことは極めて残念だ」と述べました。行政(国)の軍門に下った(自らの思考を放棄した)司法、民主主義の根幹である三権分立は機能不全に陥っているのです。

上記現象は、再稼働容認の判決が続く原発訴訟でもいえること。先日、原発政策に関連して、ETV特集「膨張と忘却〜理の人が見た原子力政策〜」を視聴しました。原発政策決定の不合理さが際立ちます。再放送は37日(木) 午前0:00 〜 午前1:00。見逃した方は是非ご視聴ください。

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